ジャイアントミルワームの栄養成分について、文献の報告から
これは文献の報告を、当サイトの判断を加えずに引用したものです。 与える量・頻度・与え方について、当サイトは助言しません。 実際の給餌については、かかりつけの獣医師や購入先の店にご相談ください。
ジャイアントミルワーム(スーパーワーム、Zophobas morio)の 幼虫・成虫の栄養成分をまとめたレビュー論文(出典1)には、複数の一次研究から 集めた値の範囲が示されています。
一般成分
| 項目 | 幼虫 | 成虫 |
|---|---|---|
| 乾物(% as fed) | 35.2〜42.1% | 38.2% |
| 総窒素(% DM) | 6.2〜8.6% | 10.9% |
| 粗脂肪(% DM) | 35.0〜43.6% | 14.3% |
| 灰分(% DM) | 2.4〜8.2% | 6.2% |
| 中性デタージェント繊維 NDF(% DM) | 9.3〜13.0% | 50.1% |
| 酸性デタージェント繊維 ADF(% DM) | 6.3〜6.5% | 32.1% |
| エネルギー(kcal/100g DM) | 559.2〜575.5 | 報告なし |
出典1、Table 1。幼虫の値は複数の出典から集めた平均値の範囲、成虫の値は 単一の出典(Oonincx & Dierenfeld, 2012)によるものです。
出典は、タンパク質含有量ではなく「総窒素」を報告しています。理由として、 Zophobas morio には窒素をタンパク質に換算する係数(Kp)がまだ提案されておらず、 他の昆虫種で使われる既定の換算係数(6.25)をそのまま使うと、キチンに含まれる 窒素の分だけタンパク質含有量を過大評価するおそれがあるためだと述べています (出典1、本文)。
脂肪酸組成(幼虫のみ)
| 脂肪酸 | % DM | 全脂肪酸中の割合 |
|---|---|---|
| パルミチン酸(C16:0) | 9.7〜12.5% | 29.1〜32.4% |
| パルミトレイン酸(C16:1) | 0.2〜0.4% | 1.0〜3.2% |
| ステアリン酸(C18:0) | 3.0〜3.1% | 6.4〜8.8% |
| オレイン酸(C18:1) | 11.6〜15.7% | 31.1〜38.0% |
| リノール酸(C18:2) | 7.1〜7.8% | 15.6〜23.4% |
| 飽和脂肪酸(SFA) | — | 38.8〜44.6% |
| 一価不飽和脂肪酸(MUFA) | — | 32.1〜42.4% |
| 多価不飽和脂肪酸(PUFA) | — | 15.7〜24.0% |
| オメガ6 | — | 16.5〜24.0% |
出典1、Table 3。このデータは幼虫のみで、出典に成虫の脂肪酸データは 掲載されていません。
ミネラル(mg/100g、乾物基準)
| ミネラル | 幼虫 | 成虫 |
|---|---|---|
| カルシウム | 31.9〜70.8 | 60.0 |
| リン | 562.9〜564.9 | 710.0 |
| マグネシウム | 39.2〜118.3 | 150.0 |
| ナトリウム | 104.1〜112.8 | 180.0 |
| カリウム | 750.6〜773.0 | 970.0 |
| 塩化物 | 361.1〜440.5 | 報告なし |
| 鉄 | 2.3〜5.4 | 9.2 |
| 亜鉛 | 2.5〜8.2 | 8.3 |
| 銅 | 0.5〜1.0 | 1.5 |
| マンガン | 0.5〜1.0 | 2.2 |
| アルミニウム | 4.6 | 報告なし |
出典1、Table 4。成虫のミネラルデータも、出典では Oonincx & Dierenfeld (2012) の単一出典によるものです。
出典
- Rumbos, C.I., & Athanassiou, C.G. (2021). The Superworm, Zophobas morio (Coleoptera: Tenebrionidae): A 'Sleeping Giant' in Nutrient Sources. Journal of Insect Science, 21(2), 13; 1-11. doi: 10.1093/jisesa/ieab014 (論文ページ、2026-09-27 確認。 CC BY-NC 4.0 のオープンアクセス論文)
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